糖質制限で痩せる正しい方法と始める前に知るべき危険性とは！？

糖質制限ダイエットとは

糖質制限ダイエットとは、読んで字の如く毎日の食事で摂取する糖質を制限するダイエット方法だ。ごはん、パン、麺類の主食に始まり、フルーツやスイーツ、ビール、日本酒など、あなたの好物に多く含まれているのが糖質だ。摂取カロリーの60%を糖質で賄っているというデータもある。

その糖質を制限するダイエット方法というのだから大変な作業だ。多くの人が運動よりハードルが低いと見て取り組むが挫折してしますのもうなずける。

だが挫折していく人の多くが間違った方法を取っている。それは食事自体を制限してしまうということだ。それではいかに高いモチベーションで望んでも続けていくのは難しくなる。

糖質制限ダイエットはあくまで糖質のみを制限することに意味がある。肉や魚、野菜などはお腹を満たすほどに食べても問題ないことを知っておこう。

糖質制限ダイエットは、一日に摂取する糖質の量を50g以下にすることが一般的な目安だ。まったく取らないというわけではない。

また、糖質と炭水化物を同じに考えてるかもしれないが、それは間違った認識だ。糖質とは炭水化物から食物繊維を抜いたもののこと言う。

糖質制限ダイエットの方法

• ・糖質の摂取を一日50g以下を目安に制限する
• ・3食しっかり食べる

なぜ糖質を制限するべきなのか

糖質は体や脳を動かす大切なエネルギー源だ。だがあなたが消化するエネルギー以上に摂取した糖質は脂肪へと変化する。

人が生きて行くのに必要なエネルギーだが、逆に肥満へと導く諸刃の剣とも言える。

そのやっかいな性質の糖質を健康を維持するためや痩せるためにコントロール（制限）することは理にかなっている。

人間の体は多くの糖質を体内に溜めておくことができない構造になっている。肝臓や筋肉内に一時的にエネルギーを保存するためグリコーゲンという物質に変化して少量あるだけだ。このグリコーゲンはすぐに使われてなくなってしまう。

体内に糖質がなくなった状態からは蓄えられた脂肪やたんぱく質を分解してエネルギーへと変えていく。このたんぱく質の分解からエネルギーを生みだすことを糖新生と呼び、糖新生が行われるときに脂肪も一緒に燃焼されるのだ。

脂肪へ変化する余計な糖質を抑えるのに加え、脂肪の分解を促すことができるのが糖質制限ダイエットの最大の効果だ。

糖質制限ダイエットの危険性

糖質制限ダイエットには次のリスクが掛かってくるので注意したい。

日常生活でエネルギー不足に陥る

前述したように糖質は体や脳を動かすエネルギー源となっている。エネルギー不足に陥ると疲労を感じやすくなったり、頭の回転が遅くなったり、最悪の場合は鬱なども発症してしまう。

慢性的な糖質不足で筋肉を分解して代謝が悪くなる

糖質がなくなると脂肪をエネルギーへと変えるのだが、慢性的に糖質が足りていないと筋肉の元となっているたんぱく質も徐々に分解されていく。筋肉が落ちれば基礎代謝（何もしないでも使われるエネルギー）も落ち、痩せにくい体へと変化してしまう。

偏った食事でコレステロールの値が上がる

コレステロール（細胞の膜を構成している成分）が溜まると脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなる。

抑制することで欲求も高まり暴飲暴食へ

我慢のし過ぎで欲求が高まり、仕事などでのストレスで一気に暴飲暴食へと転換するリスクもある。筋肉量が落ちてからの暴飲暴食でダイエット前と同じ体重になってしまった場合は体脂肪率も上がり悪化した状態になる。

糖質制限ダイエットには健康を害するデメリットが存在する。しっかりとした知識を身につけてながら徐々に取り組むようにするのがいいだろう。

実践！糖質制限ダイエット

実際に私が取り組んでいる糖質制限ダイエットは以下のものだ。

• 夕食にお米、パスタ、パンなどの炭水化物を食べない
• 代わりにサラダ、肉、魚をたらふく食べる
• 朝、昼は何も気にせずに普通に食べる

以上だ。

糖質制限ダイエットと呼べるほどのものではないが、1ヶ月で3kg痩せることができた。

夕食を抜いたのはこれから寝るだけという状況でエネルギーを摂取する必要がないと判断したからだ。朝、昼は活動的な一日を送るためにしっかりと食べている。

正直、夕食の制限だけではここまでが限界だったが、昼や朝も実践すればさらなる効果は期待できるだろう。

ストレスなく糖質制限するために毎日ではないが徐々に朝昼も取り組んでいこうと思う。

糖質制限ダイエットを成功させるために

糖質制限ダイエットを成功させるためのポイントをまとめてみよう。

• ・糖質をまったく摂らないという方法ではない
• ・糖質の摂取を一日50g以下を目安に制限する
• ・過度に糖質を制限しない
• ・3食しっかり食べる
• ・肉・魚は食べていい

健康に影響を及ぼすことがあることも常に頭にいれておきたい。気分が悪くなったり、強いストレスを感じるようであれば、一時的に制限を解除するのもいいだろう。

健康になる目的のために糖質ダイエットという手段に取り組んでいるのに、糖質ダイエットを続けるということが目的に変わり、健康を害していては本末転倒だ。

手段と目的が入れ替わらないよう注意したい。

糖質制限ダイエットを言い換えるとたんぱく質と脂質をメインにした食事メニューを摂るということだ。レシピを考えるのは一番大変なことだが、メニューの発見や創作をすることを楽しむことができたら続けるモチベーションも保てるだろう。