男が加圧トレーニングで痩せるためには専門家に!その効果と注意点

手足に圧を加え血流を制限した状態で行うトレーニング方法を加圧トレーニングという。一見、危険な匂いも漂うこの手法も正しく行えば比較的楽に短時間でかなりの効果が期待できる。ただし、素人が簡単に取り組めるものではないのでメリット・デメリットなども踏まえ紹介してく。
加圧トレーニングとは
加圧トレーニングとは専用の器具(バンド)を腕や足の付け根に装着することで血管に圧を与え、筋肉の血流量を制限しながら行うトレーニングのことだ。
血圧を測るときに腕を締める状態をイメージするとわかりやすいだろう。
通常の状態でのトレーニングと比較して、低負荷・短時間でトレーニング効果を得ることができる。
加圧時には腕・足に血液が留まり、通常時には使われにくい毛細血管にまで血液が流れるようになる。
血液が隅々まで行き渡ることで筋肉の動員率が高まり、軽い運動でも時間を掛けずにしっかりと筋肉を刺激することができるのだ。
さらには血流制限による酸素不足を意図的に促し、血液中の乳酸の割合を急激に増やすことで、成長ホルモンの分泌を促進させることができる。
成長ホルモンは脂肪を燃焼させるとともに、生体の様々な機能をサポートしてくれる。
このような仕組みによって低負荷・短時間でダイエット効果が期待できるのだ。
加圧トレーニングで得られる5つの効果
加圧トレーニングに取り組みことによってどのような効果が得られるのか具体的にみていこう。
①ダイエット効果
成長ホルモンが大量に分泌されることによって脂肪燃焼と新陳代謝を促し、太りにくい体作りに向けた体質改善の効果が期待できる。
②筋力アップ
毛細血管の活性と低酸素状態におけるトレーニングで筋肉を刺激し低負荷・短時間でもしっかりと筋力アップを狙える。
③免疫力アップ
最大で290倍の成長ホルモンの分泌される加圧効果で、新陳代謝を促し身体機能を活性化させ免疫力アップが期待できる。
④血行促進
血流量を意図的に制限することで、脳が血流を増やすよう指令を出し、細部まで血液が回るようになる。加圧トレーニングを継続的に行うことで、血管内の細胞を活性化させるという研究データもある。
⑤若返り効果
大量に分泌される成長ホルモンの効果によって肌ツヤがよくなる。筋肉もつき体の内側の機能も向上し、自身を持った若々しい表情も現れる。
加圧トレーニングのメリット・デメリット
加圧トレーニングは低負荷・短時間で効果が得られるというメリットは説明した通りだ。
30分ほどのトレーニングで上半身、下半身ともに鍛え上げることができる。
良いことばかりの加圧トレーニングにも思えるが注意したい点もいくつかある。
前述したことを含め、メリット・デメリットをお伝えする。
メリット
- 短時間で効果が期待できる
- 軽い負荷で効果が期待できる
- 運動強度が弱く誰でも取り組める
- 健康促進も効果が期待できる
デメリット
- 上半身と下半身を同時にトレーニングできない
- 圧のかけ方で効果が変わる
- 調整を失敗するとめまいや吐き気など体調を崩す可能性がある
- 自分で行うには危険なのでおすすめできない
- 加圧トレーニングジムの費用が掛かる
血流制限は良くも悪くも身体への影響が大きくある。
ジムで行うにしても注意点をしっかり把握して取り組んでほしい。
加圧トレーニングを成功させるために
加圧トレーニングは血流量を制限することで低酸素状態などの人が生きて行くための活動に反することを意図的に行うことになる。
中途半端は知識や興味本意で自ら取り組むものではないことは理解するべきだ。
加圧トレーニングを行っているジムなどで知識を持ったトレーナーと共に行ってほしい。
しっかりとした指導のもと継続することができれば、すぐに効果は現れるだろう。
「加圧トレーニングにやってるんだ」と同僚に話しをすると間違いなく食い付いてくはずだ。
話題性も高く、ホンモノ感のある加圧トレーニングに取り込んでるともすれば一時的な注目は味わえる。
女性向けの加圧トレー二ングも注目されているなか、多少の知識はひけらかすことも可能だ。
ただし調子に乗って実際に指導することは絶対にやってはいけない。
リスクを伴うトレーニングなので指導はトレーナーに任せるべきということは忘れてはいけない。
加圧シャツというものもあるので下記の記事を参考にしてほしい。